□ R05年04月期 A-03  Code:[HB0104] : 抵抗からなる回路網の合成抵抗・枝の電流・未知の抵抗値等の計算
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03/31 R05/04月期問題頁掲載
H3504A03 Counter
無線工学 > 1アマ > R05年04月期 > A-03
A-03 図に示す回路において、端子cd間で3 [V]の電圧を得るための、端子ab間に加える電圧の値として、正しいものを下の番号から選べ。
18 [V]
21 [V]
24 [V]
27 [V]
30 [V]
問題図 H3504A03a
Fig.H3504A03a

 近年、パズルのような抵抗回路の合成が出題されようになりました。これまでに出題されたもの(例えばH3209A03)と似て非なる回路なので、とりあげました。ただ、「あること」に気付けば難しいor計算が面倒な問題ではないと思います。

[1]複雑なものは単純化して解く

 この手の問題は、上記のH3209A03でも解説しているように、複数の抵抗を合成して行き、単純化して行くことが解法のキーとなります。ただ、この問題は、よく見ると値の特殊性から、割と簡単に答えが出てしまいます。

[2]抵抗値をよく見ると

 回路図を見た瞬間、ご存知の方は「A/D、D/A変換器の内部に使われている、R-2Rラダー回路か」とお気付きになるでしょう。お分かりにならなくても、順に回路を追って行けば難しくありません。
Fig.HB0104_w どう「合成」するか
Fig.HB0104_w どう「合成」するか
 Fig.HB0104_wの左の回路が問題の回路ですが、その中の青の破線枠で示した部分だけを抜出して考えます。なお、この回路の中ほどの2つのノードを、それぞれp、qとし,ノードa−dを基準電位(GND)としておきます。
 抜出した回路は同図の右側の3つ並んだ回路の左になりますが、ノードqd間から見た抵抗は2Rと2R(=R+R)の並列なので、Rになります。従って、ノードqに電圧Vをかけると、ノードcの電圧V
 V=V/2 …(1)
で表せます。
 次に、Fig.HB0104_wの左、緑の破線枠の部分について考えます。ここで、上で求めたように、青の破線枠内の分の合成抵抗はRでしたので、簡単に書けば、同図の右側の3つ並んだ回路の真中になります。これは、その左側の回路と全く同じです。さらに、同図ピンク色の破線枠も同様に緑破線枠内の回路の合成抵抗がRなので、同図の一番右のようになり、ノードpの電圧V、ノードaの電圧にはそれぞれ以下の関係が成り立ちます。
 V=V/2 …(2)
 V=V/2 …(3)
 ここまでくれば、答えは見通せたようなものですが、(3)式のVを(2)式に代入し、さらにこの式のVを(1)式に代入すれば、
 V=V/23 …(4)
となります。

それでは、解答に移ります。
 問題が問うているのは、V=3 [V]の時、Vは何 [V]か、ということですから、(4)式より、
 V=8V=24 [V]
となるので、が正解と分かります。
 この問題には、抵抗値や電圧違い(今回の問題は、出力電圧から入力電圧を求めるものだが、その逆)、また、ラダーの段数違い等のバリエーションが考えられますが、基本である「次段の入力電圧が前段の入力の一定比率」であることが見抜ければ、後は暗算でも出せるようになります。